2026年10月13日

四谷大塚の公開組分けテストの復習|コースの結果より先に見るものと、次の5週を止めない1週間の回し方

日曜に公開組分けテストを受け、翌日に答案が見られるようになると、まず気になるのはコースです。上がったか、下がったか、あと何点だったか。その話をしているうちに次の回の予習と週テストが始まり、組分けの直しは手つかずのまま、5週後にまた次の組分けが来る。四谷大塚のカリキュラムで学ぶ4・5年生の家庭で、起きやすい流れだと思います。

この記事では、公開組分けテストのあとに「どの問題を、いつ直すか」を決める手順をまとめます。通塾中の方は塾の先生の指示が最優先です。そのうえで、家庭で時間を割り振るときの考え方として読んでください。

公開組分けテストの基本(公式情報で確認できること)

四谷大塚の公式ページは、公開組分けテストを「生徒の学力別クラスを決めるためのテスト」と説明しています。四谷大塚の校舎に通う生徒だけでなく、ほかの塾で学ぶ受験生も受けられるテストです(出典: 四谷大塚 公開組分けテスト)。

公式の説明から、復習に関係する点を3つ拾います。

  • 5週に1度、前の4週分を復習する回: 週テストの説明ページによると、5週に一度の「総合」の回が組分けテストにあたり、前4週分の復習を行います(出典)
  • コースが決まる: 成績上位から順にS・C・B・Aのコースに分かれます(出典: 進学くらぶ 1週間サイクルの学習)。実施要項には、公開組分けテストの結果のコースから週テストを受験できる、とあります
  • 出題範囲が決まっている: 実施要項には、出題範囲は予習シリーズの「学習予定表」に記載している、とあります(出典: 2026年 公開組分けテスト実施要項(11月))

教科・時間・配点は、2026年11月(第7回・11月8日実施)の実施要項では次のとおりです(出典)。

  • 4年生: 算数40分・200点、国語40分・150点、理科20分・100点、社会20分・100点
  • 5年生: 算数50分・200点、国語50分・150点、理科35分・100点、社会35分・100点

受験は4教科・3教科(算国理)・2教科(算国)から選びます。2026年度のこのあとの実施日は、4・5年生とも第7回が11月8日、第8回が12月13日、第9回が2027年1月24日で、いずれも日曜です(出典: 四谷大塚 年間スケジュール)。時間や配点、会場ごとの集合時刻は回によって変わることがあるので、受ける回の実施要項で確認してください。

結果は段階的に出てくる

第7回(11月8日・日曜)の実施要項では、結果の出方は次のとおりです(出典)。

  • 解答解説: 当日、答案用紙の回収後に配付
  • 採点後の答案: 翌日の11月9日(月曜)正午以降にWebで閲覧。採点の終わった教科から順に公開され、印刷物はなし
  • 結果資料集: 11月9日(月曜)夕方以降にWebで閲覧
  • 個人成績表: 11月13日(金曜)に発送予定(会員はWebで閲覧)

第8回以降の日時は、その回の実施要項で確認してください。ここで押さえておきたいのは、解答解説は当日に手元にあり、答案も翌日には見られるということです。個人成績表を待たなくても、直しの準備は月曜に始められます。

コースの結果より先に見るもの

組分けの結果でいちばん目立つのはコースですが、次の5週に効いてくるのは×の中身です。

公開組分けテストは範囲のあるテストで、その範囲は直前の4週間に学んだ内容です。四谷大塚の進学くらぶの説明では、週テストはその週だけでなく前の週の学習領域からも出題され、5週に1度の組分けテストでさらに復習を繰り返す、とされています(出典)。組分けテストの範囲は、週テストで一度確かめた内容と重なっているわけです。

そこで、組分けの×は、週テストの結果と並べて見ます。

  • 週テストでも落とし、組分けでも落とした単元: 2回続けて落としている単元です。最優先で直します
  • 週テストでは取れていたのに、組分けで落とした単元: 一度はできた内容です。解説を読んで解き直せば、戻りやすい×です
  • 週テストでも組分けでも手が出なかった難しい問題: いまは後回しにしてかまいません

問題用紙の×の横に、予習シリーズの何回目の内容かを書き込んでおくと、この仕分けが早くなります。週テストの答案や直しの記録が手元に残っていない場合は、週テスト直しの記事の方法で、次の5週から残していけば間に合います。

直す問題を3つに分ける

優先する単元が決まったら、その中の×を原因で分けます。

  1. ミスで落とした問題: 計算ミス、写し間違い、設問の読み違い。なぜ起きたかを一言書けば足ります
  2. 習ったのに解けなかった問題: 単元は分かるのに、解き方が出てこなかった、途中で止まった。直しの時間をかけるのはここです
  3. 時間切れ・手が出なかった問題: 白紙が後半に固まっている場合は、解き直しより時間配分の練習が合うことがあります(テストの後半が白紙になる子への対処の記事)

全部を直そうとすると、次の回の予習に食い込みます。直すのは「2回続けて落とした単元」の1と2から、と決めておくと量が読めます。どこまで手を出すか迷う問題は、塾の先生に聞くのが確実です。理科・社会で用語が出てこなかった×には、理科・社会の用語が覚えられない子への対処の記事の回し方が使えます。

テスト後1週間の回し方

組分けテストが終わると、すぐに次の5週の最初の回が始まります。直しは、新しい回の学習を止めない量に収めます。以下は家庭での一例です。

  • 当日(日曜): 会場で配られた解答解説で、気になる問題の答えを確かめる程度にします。直しはしません。「時間が足りなかった科目」「迷った問題」を親子で一言ずつメモします
  • 月曜: 答案が公開されたら、×に印を付け、上の仕分けまで進めます。直しの本体はまだ始めません
  • 火曜〜金曜: 最優先の単元から1日2〜3問ずつ直します。4年生なら1日1〜2問でも十分です
  • 週末: 新しい回の週テストは予定どおり受けます。組分けの直しが残っていても、こちらは飛ばしません
  • 次の組分けの前の週: 今回直した問題のうち、もう一度確かめたいものだけを2周目として解きます

ポイントは、直しの量に上限を決めることです。たとえば「平日4日、1日20分まで」と決め、入りきらなかった分は2周目に回します。今週中に全部終わらせようとしないほうが、直しは続きやすくなります。解き直しを習慣にするコツは解き直しが続かない理由と3つのコツの記事にまとめています。

4年生と5年生では、親の関わり方を少し変えると回しやすくなります。4年生は×の仕分けを親が隣で一緒にやり、5年生は仕分けを本人に任せて、親は「2回続けて落とした単元」だけを確認する、という分け方です。子どもによって合う形は違うので、目安として読んでください。

コースが変わったときの受け止め方

コースが下がると、親子とも気持ちが沈みます。ただ、四谷大塚の説明では、コースは週テストを学力に合った難度で受けるための区分です。週テストの説明ページは、その時期の自分に合ったテストを受けることが学力を伸ばす、という考え方を示しています(出典)。

そして5週後には、また組分けテストがあります。コースがどちらに動いても、家庭でやることは変わりません。2回続けて落とした単元を直して、次の4週の週テストに臨むことです。コースの話は短く切り上げて、×の仕分けに時間を使うほうが、次の5週を落ち着いて始めやすいと思います。

親の作業を減らして、直しの時間をつくる

公開組分けテストは、採点も成績資料も四谷大塚が用意してくれます。親の時間を取っているのは、むしろその間の4週間の、毎日の宿題と週テストの丸付け、そして間違えた問題を解き直せる形に集める作業です。私自身、わが子の家庭学習の丸付けに追われた時期があり、その経験から塾サポを作りました。

塾サポでは、宿題やテストをスマホで撮影すると採点され、結果画面で親が○×を確認して確定すると、間違えた問題があるページを元のプリントのまま集め、解き直す問題に★の印を付けた解き直し問題集が作られます。子どもがノートに解いて、そのノートの写真を撮ると設問ごとに採点され、正解できた問題は「克服」として記録されます。間違いは科目・単元ごとに弱点マップに残るので、組分けテストで落とした単元が、普段の宿題でも未克服のままになっていないかを確かめる材料になります。

できないこともあります。国語の読解のように本文が必要な設問は解き直し問題集に載らないので、元のプリントで直す前提です。コースの判定や成績の分析は、塾サポにはありません。そこは四谷大塚の成績資料と、塾の先生の領分です。なお、塾サポは四谷大塚とは関係のない独立したサービスです。詳しい流れは使い方ガイドをご覧ください。

塾サポは、登録だけでAI採点を3回お試しいただけます(カード不要)。続けるときはカードを登録して、はじめの7日間は無料です。


参考(一次情報・出典)