2026年8月24日

日能研の全国公開模試の復習|順位に一喜一憂せず「弱点リスト」に変える手順

全国公開模試が返ってくると、まず偏差値と順位を見て、上がった下がったで一喜一憂して——そのまま次の育成テストの準備に追われ、模試自体の復習は手つかず。日能研生の家庭でよくあるパターンです。

この記事では、全国公開模試の位置づけを踏まえて、成績表を「弱点リスト」に変える復習の手順をまとめます。

公開模試は「弱点発見」のためのテスト

日能研の全国公開模試は、実力判定テスト(4〜6年生)から志望校選定・志望校判定・合格判定テスト(6年生)まで段階的に用意された、入試問題の分析に基づく実力型の模試です(出典: 日能研「全国公開模試とは」)。公式サイトでも、実力判定テストの目的は「いまの自分の位置を知り、弱点や課題を発見して今後の学習計画に役立てること」と説明されています(出典: 実力判定テスト)。※種類・日程は学年・年度で変わるため、正確な情報は公式の模試案内でご確認ください。

つまり公開模試の価値は、偏差値そのものより「どの単元の×が積み残っているか」を教えてくれる点にあります。範囲を絞って学習の定着を確かめる育成テストの直しが「今週の学習の点検」だとすれば、公開模試の復習はそれまでの積み残しの棚卸しです。

復習の優先順位: 偏差値ではなく「取れたはずの問題」を見る

実力型の模試は難問も含むため、全問直しは不要です。優先順位をつけます。

  1. 最優先: 基本〜標準レベルで落とした問題——本来取れたはずの問題こそ、成績を動かす直しです
  2. 次点: 途中まで合っていた問題——計算ミス・条件の読み落としか、解法の理解不足かを仕分けます(間違いの種類の見分け方)
  3. やらなくてよい: 現時点の実力を大きく超える難問——ここに時間を使うと復習自体が続かなくなります

返却後1週間の手順

  • 成績確認の日: 成績と一緒に答案を見て、×問題の仕分けだけ終わらせる(6年生の多くのテストは翌日にWebのマイページへ成績がアップされます。出典: 模試の特徴)
  • 1週間以内: 優先順位1・2の問題を1周。育成テストの週と重なるときは、1日1問でも構いません
  • 次の公開模試の前: もう一度間違えた問題だけを2周目(解き直しを続けるコツ)

模試は数か月おきに同じ「実力を測る」形式で続くため、前回の×を2周目まで消化してから次を受ける——このサイクルが作れると、模試のたびに弱点リストが短くなっていきます。

親の作業(仕分け・管理・丸付け)を軽くする

公開模試の復習が続かない理由の多くは、子どもの意欲ではなく親側の実務です。×問題を単元ごとに整理し、解き直し用にコピーし、2周目のためにまた引っ張り出す——育成テストと並走しながらこれを続けるのは相当な負担です。

塾サポを使うと、テストや問題集をスマホで撮影するだけでAIが採点し、間違えた問題だけを集めた解き直し問題集PDFが自動生成されます。間違えた問題は単元ごとに蓄積されるので、「模試で見つかった弱点を、次の模試までに潰す」サイクルを撮影だけで回せます。浮いた時間は、成績表を眺める時間ではなく、子どもの「なぜ間違えたか」に向き合う時間に使えます。


参考(出典)